時間のギフト·偶数


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時間のギフト·偶数 [Gift Box]
焼かれて黒焦げになった金属性の懐中時計。これは実際にはシロノの心臓である。エポナと出会ってから、本来何ごとにも動じないはずの心臓の鼓動が停止した。シロノは2人が出会ったあの時のまま時間が永遠に止まることを望んだ。シロノはこの懐中時計をエポナにプレゼントした。エポナは処刑されるまでずっとこれを襟下に忍ばせていた。そして、激しく燃える烈火により、シロノの懐中時計の文字盤は粉々になった。